日本人にとってエルサレムとは何か 臼杵陽著 聖地体験から歴史読み解く

2019/12/7付
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日本経済新聞 朝刊
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エルサレムは三宗教の聖地であり、パレスチナ問題の核心の一つだ。在イスラエル米国大使館のエルサレム移転が世界的波紋を呼ぶ所以(ゆえん)である。とはいえキリスト者や中東に関心のある者でなければ、大方の日本人には、自分に関係のない、遠い中東の都市に過ぎないかもしれない。

だが、日本の近現代史を紐解(ひもと)けば、この街に熱い関心を寄せた知識人たちがいる。本書は、100年前に聖地を訪れた徳冨蘆花(ろか)…

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