列島祝祭論 安藤 礼二著 芸術と政治の起源探る試み

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2019/11/30付
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日本経済新聞 朝刊
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異形の表情を漂わせた著書ではなかったか。それが、令和の新たな天皇の代替わりに重ねるように刊行されたことは、きっと偶然ではない。もはや、天皇という存在について、象徴天皇制について、この社会は真っすぐに問いかけることをやめてしまったようだ。たとえば、折口信夫の「大嘗祭の本義」は命脈が尽きたのか。実証史学が言うように、天皇の即位における大嘗祭が、たんなる神人共食の儀礼にすぎないならば、たしかにそれ以上…

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