伊集院静「ミチクサ先生」(80)

伊集院静「ミチクサ先生」
2019/12/1付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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〈あらすじ〉「夏目の家を頼む」と言い残して兄、大助が亡くなった。金之助は悲しみに暮れたが、新しい出会いもあった。後の俳人、正岡子規である。二人は交友を深めていく。

「羯南(かつなん)先生、根岸いうところはまっこと静かで、ええとこでございますぞなもし」

「正岡君もこちらに移って来ればいい」

「いや、あしは秋には久松家の寄宿舎に入ることになっとりますし、給費生のお金だけでは足りんで、松山の母上から仕送り…

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