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カナダドルの上値が重い。米中貿易戦争の波及や世界景気の減速を受け、カナダ銀行(中央銀行)は2020年以降の成長率の見通しを下方修正した。エネルギー産業の低迷も重荷になっている。
カナダ銀は10月の金融政策決定会合で予想通り政策金利を据え置いた。ポロズ総裁は「下方リスクに対応する保険として利下げを検討した」と表明した。
米連邦準備理事会(FRB)の利下げ以降、カナダドルは対ドルで堅調に推移していた。10月の会合については、市場で「予想よりもハト派的だった」と受け止められた。カナダドルは22日に一時1米ドル=1.3330カナダドル近辺と約1カ月ぶりの安値を付けた。CIBCキャピタル・マーケッツのテイラー・ロックワーグ氏は、「20年に一段と弱含む可能性が高い」と指摘した。
(ニューヨーク=高橋そら)
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22日までの1週間の外為市場でインドネシアルピアが上昇した。中銀が金融政策を据え置き、ルピアが買われた。