経済的理性の狂気 デヴィッド・ハーヴェイ著 「資本論」の現代的意義を探る

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2019/11/16付
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日本経済新聞 朝刊
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著者はマルクス関係の著作でよく知られている経済地理学者だが、本書も基本的にその延長線上にあると考えてよい。マルクスの原典をひもとき、現代的意義を探るという意図はおおむね成功しているといえる。

マルクスの解釈学に立ち入るのは、読者に相当の緊張を要求するが、手慣れた著者だけに読者を現代的関心からそらさない工夫をこらしている。例えば、「反価値としての負債経済」というキーワードがある。資本の流通を駆り立…

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