池森賢二(17)メーキャップ
無添加ゆえ 苦労の連続 口紅、ラインアップに黒と緑
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化粧水や乳液など基礎化粧品だけでなく、メーキャップ化粧品でも無添加を求める声が強まり、昭和62年(1987年)に参入を始めた。だが無添加でメーキャップに利用できる原材料は限られ、苦労続きだった。
例えば口紅。天然の色素を使うと色持ちする口紅の色が限られてしまう。製品化できるのはわずか5色。これでは余りに貧弱だ。何かいい手はないか。そこで天然色素を使えるが、登場したことのないような色を考えた。黒と緑...
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ファンケル会長の池森賢二さんは1980年に無添加化粧品のファンケルを創業し、人々の「不安、不満、不便」を解消しようと奮闘してきました。子供のころに父を亡くし、中学卒業後に様々な職業を経て起業した激動の人生を振り返ります。
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