人口で語る世界史 ポール・モーランド著 現代社会の力学構造を解説

読書
2019/11/9付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

本書は、近代以降の世界史を人口の観点から通覧し、現代の世界情勢の基底にある人口学的ダイナミズムをわかりやすく解説した作品である。

著者は専門家らしい慎重さを維持しながらも、きわめて骨太のパターンを近代以降の世界に見ている。近代以前の世界はそれぞれの地域が、生産性の上昇を人口増が食いつぶすことで経済成長を阻む「マルサスの罠(わな)」によって支配されていた。そこからの脱却が近代化を起動する。そして近…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]