終末の輝き(4) ボナール「花咲くアーモンドの樹」
三菱一号館美術館館長 高橋明也

美の十選
2019/11/1付
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日本経済新聞 朝刊
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1880年代末頃から本格的に創作活動を始めたボナール(1867~1947年)は、パリを拠点とする若い画家仲間と「ナビ派」を結成する。日本美術に大きな影響を受け、色彩と線の装飾性を強調した新感覚の美術だった。

20世紀に入ると、関心は色彩の一層の純化に向かった。妻マルトとの生活を中心に、周囲の日常をひたすら描きながらその画面は純粋さを増していった。

26年、地中海を眺めやる南仏の小邑ル・カネに別荘…

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