芭蕉の師 古文書でたどる「鹿島紀行」
和尚の資料で読み解く二人の間柄 鹿野貞一

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2019/10/30付
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日本経済新聞 朝刊
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松尾芭蕉は「奥の細道」の旅に出る2年前に、茨城県鹿嶋市を訪れた。臨済宗根本寺の住職、仏頂和尚(1642~1715年)に会うためだ。仏頂は一言でいえば奇人。死に目の親を罵倒するなど常識では考えられないような逸話を残している。だが、史料は乏しく歴史に埋もれていた存在と言えよう。

鹿嶋市で私は個人塾を経営する傍ら、古文書解読を通して仏頂の人となりを調べてきた。

鹿嶋市には江戸時代を中心に約2万3千点の…

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