幻の紅染、江戸・明治期「ちらり」のおしゃれ復活
群馬・高崎で型板発見、着物文化伝える 吉村晴子

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2019/10/28付
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日本経済新聞 朝刊
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透けるような薄い絹地に、紅染の華やかで美しく繊細な模様が浮かび上がる。「紅板締(べにいたじ)め」という古い染色技法によるもので、江戸、明治期に花開いた。浮世絵によく描かれたように、女性の着物の襟元や袖口、裾からちらりとのぞく「見えないおしゃれ」の生地として盛んに使われた。

しかし昭和初期には廃れ、「幻の染め」となっていた。その型板が約30年前、もともと群馬・高崎の染色工場だった私の家でたくさん見…

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