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わたしのいるところ ジュンパ・ラヒリ著

簡単に近代化できぬ家族観

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つぶれそうな心を抱え、ひとりある町に暮らす「わたし」が語る短い話が連なる。最終章は同じ電車に乗り合わせた浅黒い肌の「陽気な暴徒」の話だ。情熱的な音楽で歌い、オレンジや乾燥イチジクを平らげ「わたし」にも勧める外国人たちが一斉に去ったあとで、勧められたものを断ったことを「わたし」は後悔する。「彼らはわたしに、わずかなパン屑(くず)さえ残していってはくれなかった」

惹(ひ)かれながらもこの人達は自分とは...

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