財政赤字拡大容認論を問う(下) 既に債務危機と現状認識を
植田健一 東京大学准教授

経済教室
コラム(経済・金融)
2019/10/9付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他
ポイント
○現状認識を間違うと奇異な政策も現実に
○国債の削減や高インフレは経済混乱招く
○他国の外需拡大政策に協力する必要なし

財政を巡り百家争鳴の状況だ。意見が割れる理由はロジックでなく、現状認識と目的にあると思われる。それらは往々にして明示されていないために、結論だけを見ると全く違うことを言っているように見える。

まず現状認識が重要だ。例えば第2次大戦末、負け戦を認めどう収束を図るかという作戦と、…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]