麺作り体験コーナー新設 新横浜ラーメン博物館(横浜市)
おもてなし 魅せどころ

コラム(ビジネス)
2019/10/7付
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NIKKEI MJ

平日午前11時、横浜市の「新横浜ラーメン博物館」の入り口にはたくさんの客が開店を待っていた。ラーメンは海外でも人気で、館内にはお気に入りの一杯を求める訪日客も多い。今月には麺作りの体験コーナーもオープン。日本のラーメン文化を世界に発信する場となっている。

数種類のミニラーメンを食べ歩く観光客らの姿も

数種類のミニラーメンを食べ歩く観光客らの姿も

「日本のラーメンはとてもおいしい。今日はたくさん食べるぞ!」。米ニュージャージー州から夏休みで来日したデイビッド・ラッケさん(30)は夫婦でラーメンの食べ比べを楽しんでいた。注文するのは「ミニラーメン」。館内には8店のラーメン屋があるが、全店が食べ比べ用に用意している。「ニュージャージーにはラーメン屋は多くないのに、ここは一度にたくさん食べられる」と喜ぶ。

テナントに誘致するラーメン屋は原則、本店の1店舗しかない店に限定している。「希少性の高いご当地ラーメンを味わってほしい」(同館)からだ。テナントは不定期で入れ替わる。あっさり系やこってり系などをバランス良く配分し、来店客が飽きないよう配慮している。

現在、拡張工事中で17日に麺作りの体験コーナーが初めてオープンする。太い青竹に乗って前後に移動しながら伸ばしていく製麺技法「青竹打ち」が体験でき、完成した麺はその場でスープやトッピングを加えて食べることもできる。ラー博の岩岡洋志代表は「麺作りの体験などを通じて、ラーメンの歴史を後世に伝えていきたい」と話す。

カナダとドイツから人気2店を「逆輸入」しているのも特徴。ドイツの「無垢(むく)ツヴァイテ」は麺の原料にパスタやピザの粉をブレンドした。ひと味違うラーメンが楽しめる。

フロアの雰囲気はまるで昭和にタイムスリップしたようだ。駄菓子屋や喫茶&スナック、沖縄料理の居酒屋なども営業している。夕暮れ時をイメージした館内は郷愁すら感じる。昭和世代は童心に返ったような感覚になるかもしれない。

お土産のオススメは「マイラーメン」だ。自分好みのスープや麺などを選び、自宅でオリジナルの一杯を楽しめる。生地にベビースターラーメンを練りこんだ「ラーメン焼きせんべい」も人気で、ビールのおつまみにピッタリだ。東海道新幹線が停車するJR新横浜駅から徒歩約5分の場所にありアクセスは良好。一度でなかなか食べきれないので、リピーターも多い。

(宮川克也)

[日経MJ 観光・インバウンド面 2019年10月7日付]

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