絵師が描いた囲碁将棋(10) 「鳥獣人物戯画」(甲巻、部分)
大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員 古作登

美の十選
2019/9/27付
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日本経済新聞 朝刊
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囲碁は奈良時代以前に日本に伝わり、平安時代には知識階級のたしなみとして定着していた。遣唐使の吉備真備にまつわるいくつかの囲碁伝説、また学問の神様として知られる菅原道真も「囲碁」と題した漢詩を残している。

囲碁は仏教寺院でもよく打たれ、養老律令の一編「僧尼令」でも琴とともに戒律に触れぬ公認の技芸だった。宇多天皇と醍醐天皇に仕え「碁聖」と呼ばれた僧・寛蓮(かんれん)のような名手もこの時代に出た。

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