絵師が描いた囲碁将棋(7) 月岡芳年「狂画将棋尽し」(部分)
大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員 古作登

美の十選
2019/9/24付
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日本経済新聞 朝刊
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江戸時代に流行した将棋は、川柳の題材になるなど庶民の気持ちや生活に密着する遊戯だった。浮世絵でも玉将は位の高い武士や裕福な商人、金将や銀将は支配層の配下、歩兵など弱い駒は市井の人々のように駒が擬人化され描かれた。

月岡芳年は歌川国芳門下で、幕末から明治初期にかけて活躍した浮世絵師だ。当初は武者絵を得意としていたが、のちに歌舞伎の残酷な場面を描いた「無残絵」と呼ばれるジャンルで評価を得るなど独特の…

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