絵師が描いた囲碁将棋(5) 歌川芳虎「碁太平記白石噺」
大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員 古作登

美の十選
2019/9/20付
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日本経済新聞 朝刊
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18世紀の奥州白石(現宮城県白石市)で父を殺された姉妹が仇(かたき)を討った「奥州白石噺(ばなし)」をもとにして、江戸時代初期に起こった由井正雪の乱(1651年)と合わせて脚色した歌舞伎、浄瑠璃の演目が「碁太平記白石噺」である。長編のためすべての段が演じられることはまずないが、現代でも2004年の市川海老蔵襲名披露公演など、たびたび上演されている。

本作は歌川国芳の弟子である歌川芳虎が描いたもの…

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