仏像 美のひそむ場所(3) 興福寺「十大弟子立像のうち富楼那像」
京都国立博物館連携協力室長 淺湫毅

美の十選
2019/9/3付
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日本経済新聞 朝刊
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十大弟子とは、ブッダの高名な十人の弟子のこと。現在は興福寺の国宝館に収められているが、もともとは同寺の西金堂に置かれ、八部衆とともに本尊釈迦如来の周囲をとりまく脱活乾漆の群像であった。

脱活乾漆とは、木組みに粘土でおおよその型をつくり、その上に漆とおが屑(くず)を混ぜたペースト状の素材と、漆に浸した麻布を交互に盛って造形し、最終的には粘土を抜く技法。奈良時代に流行した。

これらは光明皇后が、母で…

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