大隈重信(上・下) 伊藤之雄著 英国風政党政治の理想模索

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2019/8/31付
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日本経済新聞 朝刊
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上下巻で800頁(ページ)を超える本書は、読み手に構えを促す。巻末の2段組み11頁の膨大な主要参考文献リストは、史料実証主義に徹していることの証(あかし)である。大隈重信の評伝の決定版になることを期している。そう強く感じられる。

大隈の事績は芳しくない。明治14年(1881年)の政変の際は、権力闘争に敗れて下野している。外相の時は不平等条約交渉に失敗している。第1次内閣は半年も持たず短命に終わる…

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