仏像 美のひそむ場所(2) 薬師寺「薬師三尊像」
京都国立博物館連携協力室長 淺湫毅

美の十選
2019/8/30付
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日本経済新聞 朝刊
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その他

この像の製作年に関しては、2説ありいまだ決着がついていない。飛鳥時代後期(白鳳)説と、奈良時代説である。前者の説は、藤原京の薬師寺で製作された像を移したものとし、後者の説は平城京遷都後の717~24年(養老年間)ごろに、あらたに鋳造したものとする。

一時は奈良時代の新造であるとする説が優勢であったが、2015年に奈良国立博物館で「白鳳」展に出品されて以来、分からなくなってきた。個人的には奈良時代…

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