アジアの大衆芸術(6) ヤダムスレン&ルーニャ夫妻「多くの民族」
九州大学教授 後小路雅弘

美の十選
2019/8/22付
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日本経済新聞 朝刊
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1924年、モンゴルはソ連に次いで世界で2番目の社会主義国となった。社会主義体制下では、美術家たちは美術家組合に所属し、組合を通して公的な仕事を割り振られた。

この国のひとびとはもともと遊牧民であり、チベット仏教を信仰していた。遊牧生活を送るため、生活様式にあった運びやすく傷みにくい、布を貼り合わせたアップリケによる掛け軸状の仏画(タンカ)が独自に発達した。

社会主義体制下の宗教弾圧で、数多くの…

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