アジアの大衆芸術(4) ボーワ・デーヴィー「太陽神スーリヤ」
九州大学教授 後小路雅弘

美の十選
2019/8/20付
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日本経済新聞 朝刊
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その他

太陽神が阿修羅王に攻められて日食となり、僧たちが太陽神に聖水を捧(ささ)げている場面を描いたこの楽しくも素朴な絵は、ミティラー画と呼ばれる。

インド北東部ビハール州ミティラー地方では主婦たちが、日々の祭事やお祝いに際し、家の土壁や土間に神話や宗教図像などを描く伝統がある。それらは、主婦の仕事として母から娘へと受け継がれてきた。

ビハール州は、インドで最も貧しい地域であり、政府は1960年代、女た…

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