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処理水とは 原発事故の汚染水を浄化した後の水

きょうのことば

廃炉作業が続く福島第1原発。手前は汚染処理水などが入ったタンク群(福島県大熊町)

▼処理水 メルトダウン(炉心溶融)事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所で発生した汚染水を浄化したあとの水。原発内ではデブリ(溶融燃料)を冷やし続けるための水や雨水、地下水が放射性物質に汚染されて汚染水が発生している。東電は汚染水の発生を防ごうと建屋に入る前の地下水をくみ上げる井戸、地下水を防ぐ凍土壁などを造ってきた。汚染水の発生量は2014年度平均の1日470トンから、170トン(18年度)まで減った。

東電は専用装置を使って汚染水からセシウム、ストロンチウムなどの放射性物質を取り除いている。ただ、現在の技術では大規模に取り除くのが困難なトリチウムが処理水に残る。トリチウムは通常の水を構成する水素原子と特性が似ていて水に取り込まれており、取り除くのが難しいとされる。自然界でも空から降り注ぐ放射線の一種、宇宙線の影響で発生し、空気中の水蒸気や海水などに極めて微量に存在する。

経済産業省の有識者会議では13年から海への放出や深い地層への注入、大気への放出など5つの方法を技術的に検討した。16年に薄めて海に放出するのが最も安く、短期間で処分できるとの報告書をまとめた。その後、社会的影響も踏まえて処分法を検討する新たな有識者会議を立ち上げたが、結論は出せていない。

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