薬価とは 流通価格に合わせ、原則2年に1度見直し
きょうのことば

経済
ヘルスケア
2019/8/5付
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▼薬価 公的医療保険の対象となる医療で、医師から処方されたり投与されたりする医薬品の公定価格のこと。すでに保険が適用されている薬の薬価は、卸売業者が医療機関や調剤薬局に販売する流通価格の下落にあわせて原則2年に1度見直す。競争を通じて流通価格は下がるため、改定ごとに薬価の引き下げが続いている。

薬価改定のため、厚生労働省は卸売業者や医療機関、薬局を対象に薬価調査を実施する。改定年の前年秋時点での医薬品の品目ごとの流通価格や取引数量を調べ、薬価と流通価格との平均乖離(かいり)率をまとめる。乖離率から一定の調整幅を差し引くなどして実際の値下げ率をはじく。

2019年度当初予算をみると、歳出総額の3割超を占める社会保障費は約34兆円にのぼる。医療分野に投入される国費は11.6兆円で、このうち2割程度が薬剤費に回っている見込みだ。薬価の引き下げは患者負担の軽減だけでなく、高齢化に伴う国庫負担の伸びを抑える効果もある。

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