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中国の医療市場とは 1人あたり医療費、15年で10倍

きょうのことば

▼中国の医療市場 中国は13億人以上の人口を抱え、近年は経済成長に伴い健康寿命も延びている。世界保健機関(WHO)によると、平均寿命は2015年時点で男性74.6歳、女性77.6歳に達し、高所得者層や中間所得層を中心に健康に対する意識改革が進む。国民1人あたりの医療費は15年で426ドル(約4万6千円)と00年の10倍近くになった。

市場拡大の要因の一つが医療ニーズの変化だ。1990年に感染症が死亡原因の17%を占めていたが、治療薬の普及を背景に15年に9.8%に減少した。代わりに、高血圧や糖尿病などによる脳血管疾患やがんなどの疾患が伸び、先進国と同じような疾患構造に変化してきた。抗菌薬で解決する感染症と違い、手術や高額な薬剤費を必要とする治療が医療費の上昇にもつながっている。

市場に流通する医薬品の8割は後発医薬品といわれ、外資系企業が販売する医薬品も欧米などで特許が切れた医薬品だ。中国政府は国内で流通する後発薬に対し、改めて有効性を確認する品質データの提出を義務付け粗悪品を排除している。先進国と同じタイミングで新薬が使えるように承認の規制緩和を進め、医療水準の向上に取り組んでいる。

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