みづゑのかがやき十選(6) 丸山晩霞「高原の秋草」
茨城県近代美術館美術課長 山口和子

2019/7/23付
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日本経済新聞 朝刊
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丸山晩霞(ばんか)は、大下藤次郎、三宅克己と並ぶ水彩画専門の画家として、明治30年代後半以降の水彩画全盛期を築いたひとり。大下とともに水彩画の教育施設を作って後進の指導をするなど、その普及にも寄与した。

丸山が水彩画を志向する契機のひとつが、明治28年(1895年)の吉田博との出会いであったという。この時吉田はまだ18歳だったが、その水彩画は、丸山を魅了するに十分なものであった。丸山の方が9歳年…

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