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服・肌・歯の「白美容」 清潔な印象出費いとわず

ミレニアルスタイル

NIKKEI MJ

暑い時こそ爽やかでいたいミレニアル世代は清潔好きで「白」を好む。今回は彼らのこだわる「白」を紹介したい。

1つ目はファッション。好感度が高い異性のファッションを聞くと、男女共に「白Tシャツ」「白スニーカー」にジーンズのシンプルコーデという。理由は「白が似合わない人はいない」「グレーは脇汗が目立つし、黒は乾くと白くなる。白はその心配もなく清潔感がある!」と口をそろえる。

歯のホワイトニングは自宅でする人が増えている

今の20代は学生の頃からノームコア世代。「服が自分より目立ちすぎたり、洋服に着られている感はダサい。白は素の自分を際立たせる」(26歳女性)意識がある。

2つ目は、シミのない白い肌へのこだわり。株式会社ポーラは全国のスキンチェックデータの分析結果から、20代女性の「見た目のシミ」が12~18年にかけ減少し、良化傾向へと変化し続けていることを、30年間蓄積してきたビッグデータ解析から捉えている。

常々、学生たちがマメに日焼け止めを塗る姿を目の当たりにしてきた。「UVケアは小学生から」という20代以下は多いので納得である。ポーラ文化研究所の17年女性の化粧行動・意識に関する実態調査でも、スキンケアを現在実行する人のUVケア品の使用率は20代は平均で83%を超え、他世代に比べても高い。

「色白は七難隠す」と思いきや、「できるだけ素肌をきれいに保ち、将来あれこれ隠さないで済むよう念入りにケアしている」(29歳女性)のだという。

「エイジングケアは25歳からという言葉が広告や口コミから刷り込まれている」(26歳女性)ため、ひと昔前と比べると美白、エイジングケアへの投資開始も若年齢化している。今や定番美容の脱毛も、理由の1つに美白効果が期待できることがあがる。

3つ目、脱毛を完了した人の次なる白美容は「歯」。ミレニアルズは日本のオーラルケア教育のたまもので、幼少期から歯磨きを励行し虫歯も少ない。歯並びも小さい頃から矯正する人が多く口内環境が良いのだ。そのせいか、異性に求めるポイントとして口周りを気にする人が増えている。

「いくらイケメンでも歯並びや歯の黄ばみがひどいと100年の恋も冷める」(25歳女性)「歯の黄ばみが気になりだしてタバコをやめた」(27歳男性)

歯医者さんや、ホワイトニング専門クリニックでお金をかける派と、自宅でセルフケア派に分かれるが、いずれも「口元がきれいなだけで化粧をバッチリしていなくても良いから、マツエクやカラコンするのと同じ感覚」(29歳女性)という。

ドラッグストアで口コミ評価の良い高級歯磨き粉や、海外の友人に教えてもらった歯に貼るシート、ユーチューバーやモデルなど有名人が宣伝しているホワイトニングキットが気になりあれこれ試している人もいる。

写真アプリでさえ、歯が白く加工されないものは、相手にされない時代、白い歯への意識は高まっている。

ミレニアルズが注目する3つの「白」へのこだわりから、素の自分の質を上げ、常に将来の自分を見据えて自己投資はいとわない姿が浮かび上がる。「白美容」は、令和の定番美容になるかもしれない。

(ブームプランニング代表 中村泰子)

[日経MJ 2019年7月19日付]

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