五・七・五 ラテンの四季を詠みにけり
アルゼンチンに根付いた俳句の歴史 井尻香代子

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2019/7/15付
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日本経済新聞 朝刊
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日本の伝統詩型である俳句は、戦前から日系移民が多かった南米でもさかんだ。なかでもアルゼンチンは、国民的な作家が俳句に傾倒したことで人々に浸透したという経緯がある。俳句は17音の詩型だが、スペイン語でも五七五の音律になっているものが多い。

アルゼンチンには四季がある。春にはハカランダの薄紫の花が一斉に咲き、一斉に散る。だから花鳥諷詠(かちょうふうえい)がなじんだのだろう。私は十数年前から毎年のよう…

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