2019年7月24日(水)

17世紀オランダ市民と絵画(8) ニコラス・マース「叱る女と盗み聞きする召使」
九州大学准教授 青野純子

美の十選
2019/6/17付
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日本経済新聞 朝刊
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「しっ、静かに。聞いてごらん」。上階の部屋から漏れ聞こえる女主人の声に耳をそばだて、こちらを茶目っ気たっぷりに見る召使。詮索好きな召使は、画家ニコラス・マースのお気に入りのテーマだ。それもそのはず、当時の社会は核家族が多く、10~20%の世帯に少なくとも一人の召使がいたとされる。

絵画において召使は女主人の勤勉な助け手、または仕事をさぼる怠け者としても描かれたが、マースはここで、召使をもっと身近…

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