2019年7月19日(金)

国際決済システムとは 中国、人民元「CIPS」導入
きょうのことば

経済
2019/5/19付
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▼国際決済システム 銀行間の国際金融取引の内容をコンピューターと通信回線を使って伝送する決済網のこと。国内送金は日銀など各国の中央銀行のシステムでやりとりされるが、「世界の中銀」は存在せず、ほとんどの海外送金は国際銀行間通信協会(SWIFT)のシステムを通じて決済される。国境を越えた財やサービスの貿易決済、直接投資、資金調達や個人の資金移動には欠かせない金融インフラだ。

SWIFTは1973年に発足し、本部をベルギーに置く。現在は200以上の国や地域の金融機関など1万1千社以上が参加する。各国の中銀システムは異なるため、コルレスと呼ぶ中継銀行を介して取引することが多い。日本の代表的な中継銀は三菱UFJ銀行で、海外の中継銀と開設し合う口座を使い資金を動かす。

海外送金の多くはドルが占めるが、通貨の世界でも影響力を高めたい中国の中央銀行、中国人民銀行は2015年、人民元の国際銀行間決済システム(CIPS)を導入した。中国や欧米の大手金融機関のほか、日本勢からも三菱UFJ銀行とみずほ銀行の中国法人が同システムに接続。中継銀を介さず、直接、人民銀と決済できるようになった。中国は人民元建ての投資や貿易決済にCIPSを使うよう促しており、CIPSを使う取引は拡大傾向が続く公算が大きい。

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