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橋田壽賀子(14)「チチキトク」

電報 見知らぬ女性から 悲哀に満ちた母の顔浮かぶ

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父の菊一が69歳で亡くなったのは、私の初めてのドラマ「夫婦百景」が放送される前年の1960(昭和35)年9月のことだった。発信人に心当たりのない「チチキトク」という電報をもらって、取るものも取りあえず京都の父の家に行くと、粋筋の出らしい女(ひと)が待っていた。

「電報を打ったときにはもう亡くなってはりました。いきなりやとビックリしはるやろうおもて、危篤とお知らせしました」と初老のその女は言った。...

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