「のれん」とは 巨額損失が突如表面化するケースも
きょうのことば

2019/5/5付
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▼のれん M&A(合併・買収)の際、相手企業の純資産額を上回って支払った代金のこと。純資産は総資産から負債を除いた後に残る部分で、企業の正味価値を示す。これを超える上乗せ代金が「のれん」で、買収先のブランド力など見えない資産の対価と位置付けられる。のれんは買収側企業が資産として計上する。

買収先企業の収益力が低下した際などは、のれんの価値を引き下げ、減損損失を計上する。大型のM&Aが頻発するなか、のれんは世界的に積み上がっている。巨額の損失が突如として表面化するケースも増えており、投資家や会計士の間で問題となっている。

このため、国際会計基準を策定する国際会計基準審議会はのれんの定期的な費用計上を義務付ける議論を始めた。現状ではのれんの定期償却は不要で、米国基準も同じ扱い。一方、日本の会計基準ではのれんを毎年一定の額で費用計上し、最長20年での償却が必要になる。

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