流れる(9) 伊藤若冲「動植綵絵 蓮池遊魚図」
脚本家 東多江子

2019/4/23付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

「巧(うま)い」というのは時にやっかいである。

例えば朗読。名人と呼ばれる人の語りを聞いていると、その人の○○節が耳について、物語に入っていけないときがある。

伊藤若冲「動植綵絵(どうしょくさいえ)」の中にも、若冲節炸裂(さくれつ)!と思えるものがある。

精巧。ええええ、間違いなくそうなんでしょうけどね。ときに若冲節に悪酔いしそうになる。

しかしこの鮎(あゆ)たちはいい! 魚たちの水中群舞。

少し…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]