2019年6月25日(火)

特別背任とは 会社の役職者に背任罪より重い責任
きょうのことば

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2019/4/5付
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▼特別背任 会社法960条で規定された犯罪行為。取締役や執行役、監査役が(1)自己または第三者の利益を図る目的で(2)任務に背く行為をし(3)会社に財産上の損害を与えた場合――に成立する。法定刑は10年以下の懲役か1千万円以下の罰金またはその両方で、時効は7年。

刑法247条の背任罪と要件は同じだが、対象を一般の従業員などではなく会社で重要な役割を果たす役職者に限定した分、5年以下の懲役か50万円以下の罰金とする背任罪より重い責任を負わせている。バブル崩壊後の1990年代に金融機関の不正融資や役員による会社資金の不正支出を巡る摘発例が目立った。

ただ被告側が「会社のためだった」「適正な手続きを踏んだ」などと争うケースは多く、立証のハードルは高い。過去に東京地検特捜部が起訴した事件でも、大手建設コンサルタントの事件で無罪が確定している。

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