2019年5月21日(火)

労働生産性とは 日本は見劣り、残業時間の長さが壁
きょうのことば

経済
2019/3/30付
保存
共有
印刷
その他

▼労働生産性 労働によって成果がどれだけ効率的に生み出されたかを数値化したもの。付加価値額(利益や人件費、支払った税金など)を労働者数で割って算出する。労働者数と労働時間から総労働量を求め、1時間あたりの生産性を計算することもある。

日本の1時間あたりの労働生産性は2017年に47.5ドルで、経済協力開発機構(OECD)加盟36カ国中で20位だ。13年から約6ドル上がったものの、順位は1970年代からほぼ変わらない。例えば日本は接客業のサービスの品質が海外に比べて高いとされているが、求められるサービスの質の国ごとの違いなどの側面を考慮してもランキング上位国との差は埋められないとの見方が一般的だ。

日本では残業時間の長さが労働生産性の上昇にブレーキをかけてきた。足元では「働き方改革」の流れで残業など就業時間管理が厳格化されており、4月からは1カ月あたりの残業時間の上限規制が段階的に始まる。労働生産性の上昇に結びつくかが注目されている。

【関連記事】
非製造業を無人化が救う 脱せるか「低賃金のワナ」
賃金水準、世界に劣後 脱せるか「貧者のサイクル」
働き方ルールどう変わる? 残業上限、「同一賃金」も
低い日本の労働生産性(上)  米国との格差、複合的要因
低い日本の労働生産性(下) 産業・企業間で格差大きく
[社説]賃上げ低迷の根にあるものを断て

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報