2019年5月27日(月)

芸術家が愛した音の風景(7) デュフィ「赤いヴァイオリン」
ドイツ文学者 喜多尾道冬

美の十選
2019/4/1付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

アール・ヌーボーの美術は耽美(たんび)的な流動性と装飾性をおびているが、ひと時代遅れてきたデュフィの絵画は装飾的、流動的ではあっても軽快で明るくリズミカルだ。

貧しいながらも一家は音楽好きで、彼はヴァイオリンをたしなみ、弟のひとりは画家のブラックにフルートを、デュビュッフェにピアノを教え、音楽評論もこなした。

デュフィは地方からパリに出てきたころ、芸術家の卵によくあるキャバレーやバー通いとは縁遠…

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報