中島敦「李陵」清書に挑む
校訂・注解版を刊行 作者の意図再現 山下真史

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2019/3/22付
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日本経済新聞 朝刊
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虎になってしまった男が自らの数奇な運命を語る小説「山月記」で知られる作家、中島敦(1909~42年)。日本の近代文学を研究する私は大学院生の頃から約35年、彼にひかれて文学の本質に迫ろうとしてきた。

2009年からの10年は代表作の一つ「李陵(りりょう)」の抜本的な校訂と並行して、どの資料をもとに書いたかを丹念に調査。創作の現場を解明する注解の作業に取り組んできた。

同作は中国の漢と騎馬民族匈奴…

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