マイナス金利政策とは 銀行の貸し出し増やす狙い
きょうのことば

2019/3/16付
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▼マイナス金利政策 民間銀行が中央銀行にお金を預け入れる際の預金金利をマイナスにする政策。銀行側は金利負担を避けるためにお金を企業や家計の貸し出しに回すようになることが政策の狙いだ。市中に出回るお金が増えれば企業の設備投資や家計の消費を押し上げ、物価上昇や経済の活性化が期待できるとされている。

伝統的な経済学では、政策金利がゼロ%を下回ることを想定していない。2008年の金融危機などを経て、軒並みゼロ%近傍まで下がっていた先進国の政策金利には、さらに下げる余地はないとみられていた。だが、デンマークが12年にマイナス金利政策を導入。14年には欧州中央銀行(ECB)が導入し、スイスやスウェーデンが追随した。

日銀も0.1%のマイナス金利を採用している。国債の大量購入による量的緩和に加えて、一段の経済活性化を狙った。導入を決めた政策決定会合では賛成5、反対4。政策効果に対する見方は割れていた。英イングランド銀行のカーニー総裁は当時、銀行収益の押し下げ懸念に言及しつつ各国のマイナス金利導入が通貨安誘導だと批判した。

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