2019年8月19日(月)

絵画の中の光と影(8) 葛飾北斎『富嶽百景』二編 「雪の旦の不二」
知覚心理学者 三浦佳世

美の十選
2019/3/15付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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日本の伝統的な絵画には立体感を与える影が描かれることはなく、フラットな印象を与えるとされている。だが、日本人も影への関心がなかったわけではない。

アジアモンスーン地域にある日本では、キリコが示したような明確な光と影のエッジは現れない。そのかわり、淡い影や陰りに美を見いだす繊細な感性を育んだ。昼は、障子を通して庭の笹(ささ)が風に揺れるさまを見、あるいは、手水鉢の水が光を反射して天井にきらめくさま…

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