「奇想の系譜展」 緻密な構成 傑出した筆技

アートレビュー
2019/3/13付
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日本経済新聞 朝刊
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美術史家、辻惟雄氏の「奇想の系譜」は近年の江戸絵画ブームの起点となった著作である。従来の近世美術史が、さほど重きを置いていなかった6人の画家をクローズアップし、因習の殻を打ち破る斬新な発想に注目した先見の書だった。

上野の東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」は、1970年に初版が刊行されたこの著作を軸に、その後の研究成果を加えながら、奇想の画家の神髄に迫った大規模展である。本家の著作が取り上げ…

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