中国・改革開放の40年(中) 「異質論」超え独自性議論を
梶谷懐 神戸大学教授
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ポイント
○米国で「異質論」が強まり対中政策に変化
○分散的な民間経済、権威主義体制と共存
○日本は経済的な相互利益の追求の優先を
○米国で「異質論」が強まり対中政策に変化
○分散的な民間経済、権威主義体制と共存
○日本は経済的な相互利益の追求の優先を
中国国内で改革開放40周年のお祝いムードが広がる中、米中間の対立が単なる貿易戦争を超えて、より深刻化、長期化するのではないかという悲観的な見方が広がっている。その根拠となっているのが、米国のペンス副大統領が10月4日、保守系シンクタンクで行った演説だ。
演説が衝撃をもって受...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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