2018年12月12日(水)

OPECとは 価格決定、往時の力欠く
きょうのことば

中東・アフリカ
2018/12/4付
保存
共有
印刷
その他

▼OPEC 石油市場を支配していた欧米メジャーに価格交渉力で対抗するため、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの産油国5カ国が1960年に設立した。その後カタールやリビア、アラブ首長国連邦(UAE)などが加わり、現在は15カ国が加盟する。本部はウィーン。総会が最高の意思決定機関で議決は原則、全会一致による。

設立以降、加盟国が協調して原油の生産量や価格をコントロールするようになり、価格決定権が産油国側に移った。70年代には原油価格を大幅に引き上げ、オイルショックを引き起こすなど、大きな影響力を誇った。世界の原油生産量に占めるシェアは42%(2017年時点)。

1980年代から旧ソ連など非加盟国の台頭に加え、欧米の石油先物市場が価格決定の主導権を握るようになり、OPECの重要性は低下した。米国でシェールオイルの産出が本格化したこともあり、原油価格は2016年初めに一時、1バレル20ドル台まで急落した。危機感を抱いたOPECは近年、ロシアなど非加盟を巻き込んだ協調減産にも取り組んでいる。

【関連記事】
カタール、19年1月にOPEC脱退へ

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報