中間選挙後の米国政治(中) 大統領と議会、全面対立も
中林美恵子 早稲田大学教授
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ポイント
○政権が自ら「トランプ氏の選挙」を前面に
○民主党支持者の間で社会主義志向広がる
○懸案膠着で外交・安保・通商政策に傾倒も
○政権が自ら「トランプ氏の選挙」を前面に
○民主党支持者の間で社会主義志向広がる
○懸案膠着で外交・安保・通商政策に傾倒も
米中間選挙が11月6日に投票日を迎えた。接戦区ではまだ開票が続き再集計も発生しているが、上院は共和党が多数を維持し、下院では民主党が多数を制することが確実となった。この選挙は米国社会の分断を加速させたものとして特筆されることになろう。
その要因の一つは、中間選挙にもかかわ...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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