良き社会のための経済学 ジャン・ティロール著 「共通善」に向けた分析の役割

2018/11/3 6:00
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日本経済新聞 朝刊
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私が大学院に在籍していた頃、応用ミクロ経済学が専門の後輩が『産業組織の理論』という本を熱心に読んでいた。ゲーム理論その他を取り入れ、従来の産業組織論を塗り替える全く新しい教科書だとのこと。極めて優秀な後輩が読んでいるなら、将来はその分野の権威者になるのだろうと思った。その著者はジャン・ティロールというフランス人だ。

その後、予想通り業績を積み上げ、2014年、「市場の力と規制の分析」によってノー…

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