「印象派」な動物(10) ブラック「鳥」
三菱一号館美術館学芸員 安井裕雄

2018/11/2 6:00
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

鳥は洋の東西を問わず死者の魂と結び付けられる。かつてバルビゾン派の画家ミレーは親友のテオドール・ルソーを亡くした後、風景画「春」(オルセー美術館)に3羽の白い鳥を配した。「春」はルソーの死をきっかけに注文された、亡き親友への追悼の作品である。我が国では東征中に伊勢で亡くなった倭建命(ヤマトタケルノミコト)が白鳥となり(伝承によっては大和を経て)、河内に至り、天に昇った。

ミレーを先駆者とする印象…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]