中国国家主席の公式来日とは 2008年の胡錦濤氏が最後
きょうのことば

2018/10/27 2:00
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▼中国国家主席の公式来日 中国の国家元首となる国家主席として公式訪問で来日したのは事実上、江沢民(ジアン・ズォーミン)国家主席と胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席の2人だけ。1998年に江氏、2008年に胡氏がそれぞれ来日した際には日本政府は儀典上で最も格式が高い「国賓」待遇で出迎え、両氏は天皇、皇后両陛下と会見した。国家主席の来日は日中関係の節目となる出来事だが、必ずしも関係が好転するとは限らない。

江氏は98年11月、平和友好条約20周年を記念し、中国の国家元首として初来日し小渕恵三首相と会談した。ただ天皇陛下主催の晩さん会で江氏が日本の歴史教育を批判し、日本国内に波紋が広がった。日中間で、歴史認識や台湾、安全保障を巡る摩擦が強まった。胡氏は08年5月に来日し「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明に福田康夫首相と署名した。72年の共同声明、78年の平和友好条約、98年の共同宣言に続く「第4の政治文書」となった。中国が日本の戦後の平和路線を評価する文言も盛り込んだ。

習近平(シー・ジンピン)国家主席が公式訪問で来日すれば3人目となる。日中関係の新たな発展を目指し「第5の政治文書」を取り交わすとの観測もある。2019年6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた訪日となるか、単独訪問になるのかは今後の調整課題だ。

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