折口信夫 秘恋の道 持田叙子著 面影びとが現実になる物語

読書
2018/10/20 6:00
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日本経済新聞 朝刊
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「折口信夫が求める折口信夫論の一つの理想形とは、恋愛小説であるのではないか」という、あとがきの言葉がすべてである。本書は折口信夫の評伝であると同時に物語なのだ。

それは小説『死者の書』が折口の古代研究の精華であるように、創作こそが最高の評論たり得るという論理である。

一巻を貫く糸は、題名通り恋だ。

折口の恋といえば、近年富岡多恵子が発見し、さらに安藤礼二が解明した、僧侶藤無染との関係が注目される…

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