江戸の芝居小屋(8) 歌川国貞「楽屋錦絵二編 かづら師かづら打図」
国立劇場主席芸能調査役 石橋健一郎

2018/10/12 6:00
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日本経済新聞 朝刊
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今回は、舞台の裏側にある楽屋をのぞいてみよう。楽屋は3階建てで、1階には下廻(まわ)りの役者とスタッフがいて、2階に女形、3階に立役(たちやく)(男役)の部屋があった。2階はすべて個室だったが、3階の立役は一部の幹部役者を除き、中央の大部屋に鏡台を並べていた。

国貞は、文化8年(1811年)、市村座と中村座の楽屋3階の全体図を3枚続の大画面に描いて見せたが、翌年に出した「二編」は、当時の大幹部を…

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