2018年10月22日(月)

VPP(仮想発電所)とは 電力安定供給の調整弁に
きょうのことば

環境エネ・素材
2018/10/11付
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▼VPP(仮想発電所) バーチャル・パワー・プラント(仮想発電所)のこと。一般家庭や事業所の蓄電池や電気自動車(EV)などを一括制御し、あたかも1つの発電所のように機能させる。電力会社の依頼を受けたアグリゲーター(節電仲介業者)が各装置を遠隔制御する。参加者は需給調整に貢献することで協力金が得られる見込み。

電力は需要と供給を一致させないと、周波数が乱れて全域停電「ブラックアウト」になる可能性がある。これまで電力会社は需要に応じて火力発電所の発電量を調整し、需給バランスをとってきた。VPPでは電力が余りそうになると蓄電池に充電し、不足しそうになると蓄電池から放電する。

VPPが実現すれば、電力需要のピークを抑制することで発電設備の投資を抑えられる。火力発電所を動かすための燃料コスト削減も期待されている。地域ごとに小規模電力網を作り再生可能エネルギーを地産地消する上で、需給のバランスが安定しないことが課題となっている。VPPはこの課題の解消につながる。

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