2018年10月16日(火)

実り多きWAOJEの絆
SmartTimes C Channel代表取締役 森川亮氏

コラム(ビジネス)
2018/10/10付
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今夏、世界で活躍する日本人起業家の会「WAOJE」(ワオージェ)の世界大会でカンボジアのプノンペンを訪問しました。様々な経営者の会がありますが、世界で活躍する日本人経営者の会はここだけだと思います。

1989年筑波大卒。ソニーなどを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。15年3月退任、4月C Channelを設立し、代表取締役に就任。

1989年筑波大卒。ソニーなどを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。15年3月退任、4月C Channelを設立し、代表取締役に就任。

何がメリットかというと、まず海外進出をする際に現地で信頼できる人脈を作れる、成功も失敗も経験した経営者から学べる、更に日本人経営者がクライアントになったり、パートナーになったりすることも可能といった点です。

日本は人口減少でますます経済規模が小さくなりますので、企業が成長するには海外進出が不可欠です。とはいえ、英語も話せず、現地の文化も理解できずに、いきなり外国企業と提携したりすると、だまされることも多く、お薦めできません。まずは現地の市場を理解し、進出に向けた人脈を作る必要があります。

WAOJEの会長はカンボジアでキリロム工科大学を展開する猪塚武さんです。彼が今後この団体をリードしていきます。今回、日本からの数百人の経営者が参加したのですが、カンボジアはもちろんのこと、近隣ではタイやベトナムの成功と失敗の事例、また中国やオーストラリア、アメリカなどの事例も紹介されました。

業界ジャンルも飲食からIT、そしてフィンテックなど実に様々。このビジネスならどこで始めると規制が厳しくないとか、資金調達しやすいとか、幅広い情報が学べる会でもありました。私は最初のセッションではシェアリングエコノミー企業のラクスルの松本恭摂社長、アジア全域で活躍しているエニーマインドグループの十河宏輔最高経営責任者、ベトナムでピザの店「Pizza4ピース」を経営している益子陽介社長とディスカッションしました。

彼らはリーマン・ショック後に起業して会社を急成長させていますが、資金調達にしても海外進出にしても当たり前のように大きな規模感で展開しています。今後の日本発のスタートアップは少なくともアジアを1つの市場として見るのだな、と感心しました。

また「C CHANNEL」の海外展開のセッションも実施しました。韓国とタイ、インドネシアの代表と日本企業の海外展開の強みや課題についてディスカッションしました。

現地で活躍する日本人起業家とも交流しました。フィル・カンパニーの創業者で現在カンボジアで金融事業を行っている高橋伸彰さんには、現地で投資したホテルを紹介してもらいました。国内外で古着店を運営するドンドンアップの岡本昭史社長にはカンボジアの事業機会や現地のパートナーなどを紹介してもらいました。

こうした機会がたくさんあるので、ぜひWAOJEに入会し、世界で活躍してほしいと思います。

[日経産業新聞2018年10月10日付]

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