紙芝居が担った戦時宣伝
生々しい戦闘描写や動物の物語 戦意高揚の仕掛けに 安田常雄

2018/9/28 6:00
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

紙芝居といえば、ある世代より上の人は懐かしく思い出すだろう。荷台付きの自転車に乗ったおじさんが現れ、拍子木を打って人を集める。子供たちは水あめをなめながら、楽しい漫画や悲しい話などに見入った。私にも戦後、その記憶がある。

こうした街頭紙芝居は1935~36年に最盛期を迎える。当時、東京では1日に100万人を超す子供が見ていたという調査結果がある。37年以後の戦時下には「国策紙芝居」と呼ばれ、国民…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]